LMS(学習管理システム)にはどんな種類があるの? 様々な基準でわかりやすく解説

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LMSの種類

LMS(学習管理システム)を検討したいが、どのようなLMSが自社に合っているのだろうか」

新型コロナウイルスの拡大やDXの推進など、あらゆる分野でデジタル化の波が押し寄せる中、人材開発領域のデジタル活用について検討を進めている担当者の方も多いのではないでしょうか。人材開発のDXを進めるにあたって、中心となるシステムはLMS(学習管理システム)ですが、世の中にはたくさんのLMSベンダーと製品があるため、どのように選定して自社に最適なシステムを選べばいいか、システムの専門家ではない人材開発担当者にとっては難しい問題です。

このコラムでは、自社に合ったLMSを選定するうえでの大まかな基準がわかるように、LMSにそもそもどのような種類があるのかを解説しました。
是非、LMSの導入検討に向けたご参考にしてください。


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1. 「クラウド型」と「オンプレミス型」

まず、最もわかりやすい分類が「クラウド型」と「オンプレミス型」でしょう。この二つの違いを一言で言うと、「誰のサーバーを使うか」ということです。

1-1. クラウド型

クラウド型の場合、ベンダー側が用意したサーバーにすでにLMSがインストールされており、導入企業はインターネットを介してそれを利用します。すなわち、自分たちでサーバーの用意などをする必要がなく、契約後、初期セットアップなどをすればすぐに使用を開始できます。(特殊なカスタマイズなどがある場合は、その分、時間を要する場合もあります)

1-2. オンプレミス型

オンプレミス型の場合は、自社のサーバーにLMSをインストールし、社内ネットワークを利用して利用します。こちらの場合は、サーバーの準備・構築等は全て導入企業側で行う必要があります

1-3. 「クラウド型」LMSのメリット4つ

この2つの種類に関して、近年では圧倒的に「クラウド型」を採用する企業が増えています。ライトワークスのLMS「CAREERSHIP」も、ほとんどの企業が「クラウド型」で利用しており、また、私たちとしても「クラウド型」を推奨しています。ライトワークスが「クラウド型」を推奨するのは、主として以下のようなメリットがあるためです。

  • システムの監視やセキュリティ対策など、サーバーの管理を自社で行う必要がない
  • システムのバージョンアップが自動化される
  • ノウハウが蓄積されているため、他のシステムと連携しやすい
  • サーバーを分散させる等の対策を講じており、大規模災害等のリスクを軽減できる

なお、これまでは、大企業を中心にセキュリティ等の観点からクラウドの使用を禁止している企業も多かったのですが、近年ではその姿勢が大分変わってきたように見受けられます。ライトワークスでも、セキュリティ要件にとても厳しい金融機関等でのクラウド導入実績も多数あり、また、長年オンプレミスで運用してこられた企業様がクラウドに移行したという事例もあります。

クラウド型のメリットについて、詳しくは下記の記事もご参照ください。

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2. 「特化型」と「統合型」

企業内で行われる学習の形態は様々です。しかし、企業で行っている以上、いずれも管理する必要があります。それらを管理するうえで、形態ごとに管理していくか、まとめて管理していくかによって、必要となるシステムは異なります。

2-1. 特化型

こちらは文字通り、特定の形態の学習を管理するように特化したシステムです。例として、「eラーニング」のみに用途を絞った「eラーニングシステム」や、「研修管理システム」、あるいは「動画配信システム」など、様々なものがあります。ただし、特化と言いつつ、他の機能を持っているものもありますが、あくまでもサブ機能として位置付けられており、それほど細かな設定ができないなど制限があることも多いです。

いずれも、機能を絞っている分、画面構成などがシンプルで使いやすかったり、コストが低く導入しやすかったりといったメリットがあります。

2-2. 統合型

eラーニング以外の機能を兼ね備えた、「学習のプラットフォーム」として活用できるLMSです。どのような機能を備えているかはシステムによって千差万別ですので、導入を検討する際には機能要件一覧などを用いてしっかりと比較する必要があります。

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様々な形態の学習を一つのシステム上で管理できることのメリットは大きいですが、多機能である分、システムが複雑になったり、コストが高かったりという側面もあります。  

 

どちらのシステムを選ぶかは、企業の規模や教育に対する考え方などによって異なると思います。いずれのシステムも一長一短がありますので、自社のニーズと予算などを念頭に、システムにどこまで求めるかを吟味していただければと思います。

なお、ライトワークスのLMS「CAREERSHIP」は、統合型LMSとして「eラーニング」「研修管理」「アンケート/レポート」「eラーニング制作」「コース制作」「社内SNS」など、多機能でありながら、特化型のシステムに負けず劣らずの細やかな設定ができることを強みとしています。様々な学習施策を網羅的、計画的に実施していきたい場合には、ぜひご検討ください。

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関連 ▶ LMS(学習管理システム)の機能一覧を公開 学習を加速させる便利な仕組みをまとめて解説

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3. 「企業向け」と「学校向け」

学校でLMSを導入するケースも増えています。特に大学等ではその動きが顕著な印象があります。この2つのシステムが明確に分かれているわけではないのですが、企業に求められるLMSと学校に求められるLMSは若干要件が異なるため、各ベンダー・システムによってどちらを得意とするかは異なります。導入を検討する際には、ベンダーの導入実績等を見て、どちらを得意としているかを把握しておく必要があります。

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4. 「LMS」と「TMS(タレントマネジメントシステム)」

これは、少し番外編の位置づけになりますが、最近になって比較されることが多くなってきたので、あえてこちらに記載しました。「LMS」と「TMS」は、基本的には別物と考えていただければと思いますが、近年はそれぞれが機能を拡張し、重複する部分が多くなってきたことから、「導入するならどちらか片方でいいのでは?」と考える人事担当者の方もいらっしゃるようです。

4-1. TMS(タレントマネジメントシステム)とLMSの関係性

TMSは、従業員のスキルや経験などのデータを集めて「人材データベース」として一元管理し、人材の採用や評価、配置などに活用するためのシステムです。

主要な機能としては「データベース」であり、従業員のスキルの所有状況を分析したり、人事異動をシミュレーションしたりといったところがメインになりますが、最近では、一部のTMSが「eラーニング機能」を備える動きもあり、「育成」までもカバーしてきている印象があります。しかし、「育成」に関する機能は本流ではないため、「LMS」と比較すると機能性などは当然劣ります。

一方、ライトワークスのLMS「CAREERSHIP」をはじめとして、一部のLMSもまたタレントマネジメントにつながる機能を実装し始めています。「CAREERSHIP」には、従業員のスキルを定義して可視化する「スキル管理」や、従業員の経歴や所有資格等の情報を一元管理できる「キャリアカルテ」という機能があります。

「LMS」と「TMS」は本質的には異なる目的のシステムでありながら、カバーする範囲に重複が多くなってきたことも事実と言えます。

LMSとTMSの関係について、ライトワークスでは両方を併用することをお勧めすることが多いです。2つのシステムにはそれぞれ得手不得手があり、連携させることでそれぞれがより一層力を発揮できる可能性があるためです。

例えば、最も多いケースとしては「LMSで様々な学習施策を展開し、蓄積した学習履歴をTMSに取り込んで、タレントマネジメントに活かす」というもので、こうすることで、それぞれの苦手分野をカバーしあい、全体として理想的な人事戦略につなげていくことができるのです。

LMSとTMSの連携について、詳しくはコチラの記事もご参照ください。

クラウド型LMS 売り上げシェアNo.1 *
「CAREERSHIP」

careership-cta

eラーニングや研修管理、アンケート配信、スキル管理など、人材育成に必要なあらゆる機能を網羅している高性能LMS「CAREERSHIP」。これがあれば、「学習」のみならず人材育成に係る一連のプロセスを簡単に管理することができます。

*出典:富士キメラ総研「2023 SX/GXによって実現するサステナビリティ/ESG支援関連市場の現状と将来展望」
学習管理システム(クラウド)2022年度金額シェア

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5. まとめ

いかがでしたでしょうか?
本稿ではLMSを選定する際に大まかな基準となる「LMSの種類」について解説しました。

LMSの種類には大きく4つの切り口があります。

  • 「クラウド型」と「オンプレミス型」
  • eラーニング「特化型」と多機能「統合型」
  • 「企業」向けと「学校」向け
  • 「LMS」と「TMS(タレントマネジメントシステム)」

人材開発のDXの中心を担うLMS。サーバーはどこのものを使うのか、システムに何を求めるのか、自社の規模や教育に関する考え方、またニーズや予算などによって「何をどこまで」求めるかを明確にして検討することが大切です。

システムの専門家ではない人材開発担当者がゼロから自社に合ったLMSを選定することは難しい問題といえます。しかし、本稿で解説したポイントが、適切なLMS選びの一助となれば幸いです。

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